1月~2月見たりやったりしたこと

ちんぽどすえ(挨拶)

 

 

前回更新で書いていた、2023年内にやらないと殺されるものリストのうち、何個か消化したもの+リスト外で見たり遊んだものについて感想など垂れ流しておきます。

そうしないとまた1年位放置してしまうので…

 

モロなものはあんまり書かないようにする心積もりだけどネタバレ潔癖症みたいな人はネタバレ大丈夫な体になってからまた戻ってきてくださいね。

 

・OMORI

全エンディング網羅までやりました。

マーーージで加点方式だと100点減点方式だと0点って感じのゲームだった。

 

良かったところ

・お話が面白い!

これは文句ないですよね。

最初は不自然なぐらいにボカされたり隠されてたものが、ゲームが進むに連れてわかってきて「あ~なるほどね?」とか「やっぱりな(レ)」となるのは楽しいし、内容自体もなかなか「あら~…」とボディに来るものなので、深くお話に思いを馳せることができて良かった。

 

・キャラが好きになる

1個めと似たようなものなんですけど、話が良かったのでキャラへの愛着もかなり湧いた。

オーブリーはかわいいしケルはいいヤツすぎるしヒロがしんどすぎるしバジルもかわいい。世が世ならバジル男の娘ホモセ本が世界に溢れていたかもしれない。

主人公は…あんまりですけど…

まあ総じてケルとヒロの兄弟ペアが大変良かったですね。

ケルがホントは自分も結構凹んでるのに、ヒロが激落ち込みしてるからそっちが優先されてた時期のことを思うとOh~~~ってなるし。

そこからちょっと短絡的なところもあるけど正義感に真っ直ぐでコミュ力抜群少年になれてほんと偉すぎるってなるし。

いろいろできてしまうが為に妙な責任感も持ってしまって、件のことがあったせいで余計それは強くなって、でもそれでも大丈夫そうだなって思わせてしまえる外面の良さを持ったヒロのことを思うとこっちもOh~~~~ってなる。

 

グッドエンディング後、妹が産まれてたからケルはまたちょっと寂しい思いをしてしまうんだろうか。でも妹ちゃん大好きなマジの好青年になっていってほしい。

同じくグッドエンディング後のヒロは本当にしんどい。多分本人はかなり許せない寄りになるだろうけど頭では許してやったほうが良いと考えるだろうし、何よりマリは許しそうだなとか考えてその間でずっと苦しんでそう。たすけてあげてほしい。

 

思ってたよりキャラ部分で気持ちが乗っちゃった(照)

 

良くなかったところ

・テンポが悪い

とにかくこれがキツかった。

ふわふわした世界観を意識させようとしているのか、NPCの会話とか、戦闘の演出とか、いちいちテンポが悪い。

特に酷いNPCだと、話しかけたら何故か急にアルファベットのA~Zを唱え始める*1のだけど、一文字一文字に対してボタンを押して文字送りをしなければならないなんてものもあった。

一応ボタン押しっぱなしでオートで文字送りできる機能もあるが、デフォルトではオフになっているのも罠。

 

フィールド移動も、基本的には走りと歩きを切り替えられるようになっているんだけど、特に必然性が無いような場所で歩きを強制させられるマップがちょくちょくあったのも不快だった。というか走る速度に対して歩きが遅すぎるという話でもある。

リーダー交代についてもいらない機能だなと思った。*2

終盤はヒロじゃないと動かせないはずの仕掛けを別にヒロリーダーにしなくても動かせていたので「じゃあもういらないじゃん」ってなった。フィールド上の仕掛けがどうこうではなく戦闘に関わってくる部分だったらまだ良かったんだけど…

 

・戦闘がつまらない

このゲーム実はドラクエみたいなコマンド選択式のバトルをするRPGなんですけど、ぜーんぜん戦闘がおもしろくなかった。

なんか結局敵に有利取れる属性に味方全体の属性を変更して、後は多段ヒット技で殴るだけだなこれ…ってなった。

これが上述のテンポの悪さも重なってバトル関連がまあつまんなかったです。

レベル上がってもあんまり強くなった感がないのも良くなかった。まあこの辺を求めてるなら別ゲーやったほうがいいんでしょうが…

 

良いとこ悪いとこのそれぞれデカいところはこんなところでしょうか。

まあ結局ケルヒロ兄弟のことでOh~~~ってなれてるのでやって良かったと思います。

やりながら「これかなりサイレントヒル2だな」って思ったのであれ好きな人とかおすすめです。

 

リコリスリコイル

事実ジョン・ウィックでした。

か~なり面白かったです。

 

テンポの良さと千束の快活kawaiiガール具合、真島の魅力的な悪役具合が見ていて気持ちよい。

ツイートにもあるように「ジョン・ウィックやんけ」となるような外連味あふるるアクションシーンがたくさん来るのでそれを見てるだけでも楽しい。

劇中、チラ見えするBDのジャケットにはジョン・ウィックターミネーターマトリックスランボーコン・エアー(?*3)などのパロディ作品が出ておりそのへんからかなり影響を受けているんだろうな~というのがわかる。

 

お話の中でゲイカップルが出てくるんだけど、これが話の面白さを際立てるのに作用してたのもよかった。

なんか「世間的な潮流に合わせときますか~」とでも言いたげに取ってつけたようにLGBT設定を付与されて「そんな情報わざわざいるか…?」ってなってるのがちょくちょくいる印象のなか、ちゃんと話を面白くできてるパターンを見たのが初めてだったので「すげー」ってなった。

 

あと特筆したいのはこいつ

この作品、どうも「モブは極力可愛く描かない」みたいな信条があるっぽいんですけど、こいつに関しては「いやいくらなんでも!!」と言いたくなるぐらいに可愛くない。

金髪ボブに赤カチューシャっていうオタク定食Aセット*4みたいな構成要素からここまで可愛くないことあるんだ!!と笑ってました。それだけ。

 

続編も決まってるそうですし、サブキャラにもまだまだ語れそうな部分を持っていそうなので今後も楽しみですね。

 

 

・舞台版 レヴュースタァライト#3

revuestarlight.com

殺されるリスト外だけど見たので。

期間限定で無料公開されていたので見ました。

まあまあ良かったです(あっさり)

 

3年生になって、進路のこと考えてたりしたらモヤモヤしてみんな妙に気持ちがすれ違って…といった感じのことをしてたけど、ちゃんとそれぞれ対面で話せ。寮一緒だろ。(無粋)

レの舞台は、シークフェルト学院のとこの人がやいのやいのする、レヴュースタァライト -The LIVE エーデル-を現地行って観た*5んですけど、これがなかなか良かったので、このコンテンツとしては続いていってほしいですね。

今回の劇中でもネームドになりそうな1年二人も新しく出てきた(新しいよね?)から制作側も広げて行きたがってそう。

 

舞台おなじみ、9人が行う自己紹介兼ソロ歌唱パートで、みんなは自分自身の事を歌っていたのに対して、大場ななさんがマジで自分のこと喋らずに”99生のみんな”のことしか喋ってなかったところが良かったです。

 

星のカービィ Wii デラックス

www.nintendo.co.jp

リスト外。

お友達が「4人でやれるからみんなでやろうぜ」つって我の家にこれ持って泊まりに着たのでやった。

4人集まるまではMTGとかポケカとか遊戯王とかWSとかやりながら過ごしてました。小学生か?(平均年齢33)

4人でギャオギャオ騒ぎながらやったので当然楽しかったです。

 

ステージクリア時に各プレイヤーごとの簡単な活躍度みたいなのが表示されるので、それで大抵1位を取れていたので、スコア最下位を取った人に対して「いや~…流石に?敵討伐数2は流石にじゃない?流石に?流石にね?とかカスのマウント取りまくったり

 

手に入れた回復アイテムは一定時間内なら他人に口移しでおすそわけできるので、誰かが回復アイテムを拾ったら「あっ!キス!キスしようぜキス!」「キスしてくれよ!なぁ!」と喚き合い(平均年齢33・男)、キスしてもらえずに時間切れになったら「お前さっき皆にキスしてた時オレにはキスしてくれなかったよな?なぁ?なんでおれにキスしてくれないんだ?オレもお前とキスしたかったんだぞ?」とブツブツ言い続けるヤンデレのホモになったりした。(平均年齢33・男)

 

メインゲームだけやって終わったのでミニゲームとかのサブコンテンツはまた別の機会にやりたいですね。

 

こんなもんで。

ほんとはサイコパス3期を見たことについても書こうと思ったけど「まぁ~~面白くなかった!」という話をただ拡げていくのも不毛というか楽しくないので終わりです。

 

書く話題を複数散りばめると一個一個がスカスカになる上にまとまりが無くなっちゃうのでよくないですね。まあこまめに書けって話なんですけど…

 

またなんかやったら書きます。

じゃあね。

*1:しかもそれで会話終わり。こういう特に意味のない会話をするNPCがたくさんいる

*2:リーダー変更の写真はかわいくてすき

*3:自信なし

*4:Bセットはツインテ+エアインテーク

*5:別にスタリラやってないのにね

2023年やらないと殺されるものリスト

ちんぽどすえ(挨拶)

 

1年以上放置していたわけですが。

やっぱり纏まったアウトプットをしたいという気持ちがなければブログは書けませんね。

細かいものやチンポ*1する程度だったらTwitterで済んじゃいますからね。

 

それはさておき、どうも2022年末付近あたりから、友人より「これを見ろ」「これをやれ」「これを読め」等と、いろいろなものを勧められる機会が集中しまして。

ワテクシ結構面倒くさがりでいい加減なダメ太郎なので、そういうものに対して「あ~良いね~やってみようかな~」とか適当に言って結局やらないパターンが多かったんですね。

まあ褒められたことではないので「確かこれ勧められたよな?」と思うものを今年中に消化していこうと思い、更に切迫性を持たせるために「年内にやらなければ勧めてきた人から殺される*2」と思い込む奇行で2023年を乗り切っていこう、という寸法です。

 

今回は自分用という意味も含めてそれらを所感等含めて羅列していきます。

 

1.ヴァイオレットエヴァーガーデン(済)

violet-evergarden.jp

「むっちゃ泣けてむっちゃ良い」と評判を聞いて、気になってはいたけどアマプラ対象じゃねんだよな~~~とか言ってたら外伝と劇場版含めてBD持ってるお友達が貸してくれました。(22年12月末)

借りた時に別の友人が「絶対しばらく観ない!半年は観ない!観る訳がない!」と声を荒らげて来たので「何を~~~!!💢」と思って*3三が日中に観ました。

 

良かったです。(雑)

随所に「やたら気合い入れて作ってるなこれ!」と思える部分があってお話そのもの以外にも見所さんがあって良かった。

特に大佐が最高に好(ハオ)。

序盤は「ザ・悪い人」な描かれ方してたけど、後々考え直してみると悪人では全然ないんだけど…でもまあ善人と言い切ってしまって良いのかと言われるとそれもまた…みたいな、捻れて捻くれたキャラクター具合が…良い!

ヴァイオレットに対する大佐の姿勢が話が進むごとに変に軟化していくのが最高の見所だというのはzenryoku_touhi界隈では常識…

逆に少佐とヴァイオレットの組み合わせはあんまりかな…といったところ。

多分もうお互い大丈夫だからあと好きにやってて。

 

あとツイートにもあるように、ヴァイオレット(と少佐)があんな感じだからキレイなお話として成り立ってるけどこれが弱者男性(流行り言葉)だったらそうはならんよな~とも思ってました。(そういうこと考えながら作品見るの良くないからやめな)

 

2.ぼっち・ざ・ろっく!(済)

bocchi.rocks

びっくりするぐらい周りのお友達がハマって行き、びっくりするぐらいの圧で勧めてきた。

カラオケ行ったら一生ぼざろの曲歌われて「見ろ」「見ろ」と言われ続ける刑罰を受ける始末。

皆が口をそろえて「曲が良い」と言っており、その友人らとは今までの経験から言って音楽の趣味が近い人達なので、彼らが好きになるんなら自分も確実に好きになるだろうとは思っていましたが、果たして…

 

 

 

 

 

そうだね。

 

 

「忘れてやらない」と「フラッシュバッカー」がゲロ好きです。

「忘れてやらない」はなんか個人的な高校時代を思い出す歌詞をしてるし、サビの「いつか死ぬまで何回だって」のリズムがイヒ~~ってなるくらい好き。

 

「フラッシュバッカー」はイントロ時点で「ア!」ってなった。

寝不足とかであんまり万全じゃない体調の中で浴びる朝焼けの光って感じの曲(?)本当に好きです。

これは完全にTaNaBaTaのHoly GraceとかMorning Glory聞いてる時と同じ感覚器が働いている感じがする。

 

周りの傾向だと「星座になれたら」が一番人気って感じだけどアレもいいですよね。

歌詞的にキレイに光ってる星がきたちゃんで、それと一緒になりてぇ~って思ってる何か?が後藤ってつもりで聞いてるんですけど、これ作詞が後藤で歌うのがきたちゃんって思うと気が気でなくなる。

どういう気持ちで歌詞を渡してどういう気持ちで読み込んで歌ったんだ。これもうそういうプレイだろ。

 

まあ実際の作詞は後藤ではなく現実に実在する人間のものなんですけどね。(そういうこと考えながら曲聞くの良くないからやめな)

 

お話自体も可愛さとギャグと妙なタイミングで挟まれる実写映像の面白さがあって良かったです。

でもこんだけ曲で評価されちゃうと次もいい曲引っ提げてこないと2期とかできなさそうで大変だと思う。頑張ってほしい。

 

 

3.ドラクエビルダーズ(済)

www.dragonquest.jp

勧められたのは結構昔だけどPS+のエクストラの対象ゲームになってたのでやった。

 

 

本当に面白かった。

ストーリー的にはドラクエ1をベースにしたもので、1~3に思い入れのある人には大層刺さる内容だと思いますが、そうでなくても全然楽しめると思う。

ドラクエはナンバリングでちゃんとやったの6と11だけで、あとは外伝作品をぼちぼちで、別に1~3にはそこまで…という人間だったけどそれでもストーリーはグッと来たし、感動もした。

 

雑に言うとマイクラドラクエ要素と日本のおつかいゲーム要素を合算させたゲームといったところ。

もともと「マイクラ的なことしてぇ~」から始まってこのゲームに手を出したので大満足でした。

今ならスマホ版とかもあるらしい。おすすめです。

 

 

4.OMORI

www.omori-game.com

やたら評判がいいこと以外何も知らないゲーム。

「次はOMORIやっていきま~す」とツイートしたら「OMORIはいいですよ」的なリプライが2件も飛んでくるぐらい*4に評判がいい。

コマンドバトル方式のRPGっぽいのをマジで最近知った。

開幕ちょっとだけやったんだけどまだ何を楽しめば良いのか分かんなかったです。

 

最序盤でこういう部屋にたどり着くんだけど、この画面を見て

スーパーゲームボーイみてぇ~」という、終わりジジイの発言が出てきたのでもう本当にジジイになってしまったなと思いました。

 

画面の雰囲気からマザーとかゆめにっき、アンダーテイルとかをリスペクトしてるのがビンビンに伝わってくるんですけど、それらのゲーム一つもプレイしたことないんで楽しめるかわからんところもあるけどやっていきたい。

 

 

5.星のカービィ ディスカバリー

www.nintendo.co.jp

ずっと前にお友達から「もうクリアしたけどやる?貸そうか?」と言われたので借りたけどそのまま放置してる。(そういうところですね)

ストーリー的に何を目的としてるのかとか、どういう特色がある作品なのかとか何も知らないけど、まあカービィだし面白いアクションゲームなのは間違いないでしょう。

 

あんまり難しいこと考えないで楽しめそうで楽しみだ(小並)

 

6.リコリス・リコイル

lycoris-recoil.com

なんかいいらしい(雑)

心臓がないらしい(雑)

 

主人公っぽい女の子二人の名前は「リコリス」と「リコイル」ではないらしい(これ教えてもらうまでほんとにそうだと思ってた)

 

もう旬を逃しているような気もしますが、これも妙に強い圧で勧められたので消化対象。

でもな~~~ウ↑チ、アニメのオ↑タク違うからな~楽しめるかわからんな~!

前情報もふわっとしているので書くものも出てこない。

 

7.ブルーアーカイブ メインストーリー

bluearchive.jp

今や飛ぶ鳥と日和見主義者を落とす勢いのおソシャゲ。

りくはちまアルはアークナイツのキャラらしい。

 

「メインストーリーだけでいいから読め!」と勧められてからもう一年経ってる気がする。(よくないね)

 

こういうのって通常のゲーム部分で「こいつ使ってたらなんかやたら可愛く見えてきた…もしかしておれ…こいつのこと好きなのか…?」とかやりながらキャラへの愛着を持ってるからこそより面白くなるものな気がする。

そのへんふっ飛ばして一気読みしてしっかり「面白い!」と思いながら楽しめるかやや不安といったところ。

かといってちゃんとゲームをするかと言われればもうおソシャゲはやりたくなくて…

でも評判はこれもめちゃくちゃ良いので期待はしてる。

 

ストーリー読んだだけでブルアカのキャラに愛を囁き続ける異形の者になっていたら殺してください(2重予約)

 

8.ドラクエビルダーズ2

www.dragonquest.jp

勧められたわけではないんだけど1をやったので、お前が始めた物語だろ理論でこっちもやります。

1で「ここちょっと不便よな~」「ここもうちょっとなんとかならんかったかな~」と思ったところが全部改善してるらしい。

死ぬほど面白かったゲームがもっと快適になったらおれもう社会に戻れなくなっちまうよ…

ただこっちはストーリーがドラクエ2ベースらしく、1~3の中で2が一番ふわっとした理解で終わってるので「…?」となることが多そうなのでそこだけ懸念事項。

まあ結局ブロック壊して資材がモリモリ増えてくだけで楽しいと思うので多分大丈夫です。

 

 

 

こんなかんじです。

消化したらそれに対する簡単な感想とかもブログにしたためたいですね…

他人に勧められなければあんまり新しいものに手を出したり、手を出すにしても一定の傾向が出てしまうので、2023年はこういうのを活用しながらいろいろなものを楽しむ感じにしたい。

 

じゃあね。

*1:「チンポ…」とツイートすること

*2:抵抗はする

*3:過去のぼくの行いから見て妥当な予想だと思います

*4:zenryoku_touhiにリプライが来ることは珍しい。ありがとうございます

毎夜大場ななを想え/レヴュースタァライトを見た

ちんぽどすえ(挨拶)

 

レヴュースタァライト見た!?(挨拶 of 2度目)

 

レヴュースタァライトのネタバレを含むので、いつものようにレヴュースタァライト(アニメ、劇場版2種)未見の人は見てからこの記事を読んでくださいね。(あくまで書いた記事は読んでほしいため)

 


レヴュースタァライト、見たんですよ。
とんでもねがったです。(訛り)

劇場版に至っては、個人的今まで見てきた映画ランキング1位*1になってしまった。
 
11月の末にとある友人から「絶対好きだと思うから」と勧められたのだけど

それに添えられた押しの一言は

もし全部見てつまんなかったら視聴のためにかけた金額全部出すよ

という"圧"の一文。

 


オタクは誇張表現しがちとはいえ、そこまでの豪語に驚き、

そもそもこの友人から過去に勧められたものは(ただ一つの例外を除いて*2)ハマっていたので説得力もあるし
ちょうど勧められた翌日からYouTubeでの無料配信期間が重なっていたので手を出してみることに。
 
ラブライブをもっとすごくした感じ」と説明を受けていたので、スケールのでかい青春スポコンアイドルアニメを予想しながら1話、視聴開始…

 




これってもしかして…仮面ライダー!!?!?
 
 
突如挟まれる変身ヒーロー/ヒロインアニメ的メイクアップバンクから、「えっ、これはなに?」という疑問を無視して黙らせねじ伏せる演出と剣戟!

 


度肝を抜かされ「全然違うじゃん!(本田未央)」となるも、そのまま引き込まれ、「大場なな…?」*3となり、「大場なな!!!!」*4、「大場なな…」*5、「大場……なな…………」*6になってしまった。


最終話まで見ておれはすっかり舞台中年。
愛城華恋は日々進化中。舞台中年は日々退化中(衰え)。

 

「いや~面白かった~」と最後まで見た事を件の友人に報告すると、

明日(平日)劇場版見に行くぞ!ですってよ。

 

超スピード!?(レ)

 

 
翌日。
え…なんか客多くね…?この映画封切られてから半年くらい経ってるんですよね…?と並々ならぬ雰囲気を感じながら上映開始。
 
 
脱帽。放心。瞠目結舌。

 


焼かれた。脳を。完全に。
 
 

 
「いや~面白かった~」どころの騒ぎではない。
 
「アァ…とんでもねぇものをみた…アッ…ワァ…とんでもねぇものをみた…」と

うわ言のように繰り返すゾンビになった。


しかもこの上映、新宿バルト9での最終上映回だったので、

ゾンビが目ん玉ひん剥いてる間、拍手が巻き起こっていました。

人は快楽物質があふれ出ている最中拍手に包まれるとトリップするぜ。
 
しばらくは「マジでマジがマジにマジだった!(身振り手振り)」と、
マジ以外の単語を知らない未開の部族?と疑われるような感想ばかり出てきた。


映画の後に飯食べながら感想戦をすることは何度もあったけど、その間の興奮具合が過去一だったのが自分でも分かった。





個人的にアニメの劇場版って
①本編の舞台とは違う、遠い場所行きがち(大抵海外)
②劇場版だけの新キャラいがち
③みんなで解決しなきゃいけない問題をみんなで解決しがち

 (新キャラが問題の原因とか提示者になりがち)


という、お決まりの展開みたいなのがあるよね~っていう偏見を持ってました。
 
それに加え、過去自分には「ラブライブ!」にかなりご執心していた時期があったんですが…
ラ!の劇場版は物足りなかった、というか、かなりがっかりしていたんですよね。
これを機に、ラ!への熱が急速に失われていったのを覚えています。
 
これらの偏見と、アニメ劇場版というものに対する「またがっかりするのでは?」という妙な懐疑心から
正直劇スも(まぁ言うてな…?言うてもな…?)ぐらいの気持ちで臨んでいました。
 
実際劇中では、序盤から舞台「遥かなるエルドラド」の主演らしい冴草千弦なる人名とビジュアルがチラ見せさせられ、みんなで新国立第一歌劇団への見学会に行くときたもんだ。
 
おれ(ハハーン、たぶんこの冴草千弦なる人も過去のオーディションの経験者とかで、何かの問題を持ってきて、それに対して99組みんなで立ち向かっていく。そういう訳だな?)


 

youtu.be


 
 

 

 

 


見当違い甚だしいワタシを大場ななさんが完膚なきまでに殺してくれました。
 
予想だにしていない、身構えてもいないバカ・オタクに、
最高にかっこよくて最強にシビれる大場ななをぶつけるとオタクは……狂う。(トリビア
 
 
一瞬で狂い、脳のキャパシティの限界(利用可能メモリ:1KB)を迎えたオタクに容赦なくさらなるレヴュー3連続クソデカ感情オンパレードが叩きつけられる。
 
もうおなか一杯つってるのに「マダマダアルヨ」とナンを焼き続けてくるカレー屋のネパール人?
 
もう物理法則なんて存在しないような目まぐるしい舞台の転換と演出に、次は何が来るのかの予想なんてできるわけもない。
 
「ぐわあーーーッ!!トレイントランスフォーム大虐殺!?なんだこれは!?次は何が来るんだ!?」
清水寺デコトラ感情かち合い騎馬戦一騎打ち!!!!

ドス黒感情一方リンチオリンピック!!!!

斬首切腹感情解体スーパーショー!!!!
「予測できるワケねーーーーー!!!」
 
これは…ボーボボワールド…?
 

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本当に次の展開の予測ができないが、それでも絶対に最高のものが飛び出してくるに違いないと全幅の信頼を寄せることのできるボーボボワールドだよこれ。
 

 

少し間を空けてからの魂のレヴュー。

これに関しては

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私たちは燃えながら共に落ちていく炎 → I love you

もうずっとこれ。

初見劇場版での瞬間最大ウワーッ!はこのレヴュー内での西條クロディーヌさんが言い放った「アンタ、今までで一番かわいいわ!」です。よろしくおねがいします。

 

これは最近(5度目の劇場版で)気づいたんですけど、エンディングにて映る、窓から西條クロディーヌさんが手を降ってるとこの窓枠に、ヒヨコの置物がいらっしゃったんですよね。

 

週1か2くらいでその置物に向かって独り言をつぶやく西條クロディーヌさんは、居る。

見たもん…トトロ見たもん…(メイ)

 


最後を締めくくるはスーパー スタァ スペクタクル。

 

既にアニメ本編で、元々目指していた舞台は達成してしまい、いつぞやの神楽ひかりと同じように死せる舞台少女、生きながらに死んでる存在となってしまった愛城華恋。

最終盤、神楽ひかりが恐れて逃げていたのと同じように、愛城華恋は神楽ひかりの光に見惚れて「ファン」になってしまう。

 

それを自覚したことでキラめきの象徴である剣は折れるも、そこから導き出した最後のセリフ、「私も、ひかりに負けたくない」。

 

こうして、”レヴュースタァライト”を演じきった愛城華恋は、神楽ひかりから再び舞台少女としての原動力を受け取る。

舞台へ立つ理由を見出した彼女は、本日 今、この時 次の舞台へ進むためのオーディションを受けているのであった…

 

最高だ…最高だよ…

こんなに素晴らしい締めくくり方があるだろうか。

いや、ない(反語)

 

この辺の一連の流れ、あまりにも好きすぎるんですよね。

「ひかりに負けたくない」というひかり(人名)と光をかけた、使い倒されまくってるダブルミーニング遊びは当然として。

 

愛城華恋に舞台に立つ理由を与えるのは神楽ひかりであり、神楽ひかりに舞台に立つ理由を与えるのは愛城華恋であるところとか。

 

今まで作中に存在する戯曲としての「スタァライト」は何度も名前が出ていたのに、この瞬間だけ「レヴュースタァライト」を演じきったと宣言するところ。

 

次の舞台へのオーディションが「本日 今、この時。」なところとか。

 

 

どのアニメ作品も「この作品は終わりです!」と後腐れなく宣言するのは難しいと思う。

終わってしまうと、当然その世界のキャラクターの未来は訪れなくなってしまう。

いくら劇中で行く末を示唆されようとも、「これからも日々は続く!」というような顔をしようが、訪れないものは訪れないのだ。

過去に劇場版ラ!に不満を感じたのはこの部分が納得行かなかったからだと思っているのですけども…

 

 

これらの問題をレヴュースタァライトは、愛城華恋に「演じきっちゃった レヴュー、スタァライトを」と言わせることで、レヴュースタァライトという物語と愛城華恋を切り離すことに成功している。

こうすることで、愛城華恋はレヴュースタァライトという作品のキャラではあるが、レヴュースタァライトの主役を演じる者であり、物語の中だけの登場人物ではない、という意味合いを感じる事ができる。

そうしながら明確に「レヴュースタァライトは終わりです!」と宣言する。

 

最後にレヴュースタァライトを演じていない愛城華恋がオーディションを受けているシーンのテロップが「某日」などではなく「本日 今、この時。」であることによって、そのオーディションは今日であれば12/21になるし、明日に見れば12/22になる。

我々がこのシーンに辿り着けば、何度だって再生産することができる。

 

ただのループ、再演ではない。

なぜなら「本日 今、この時。」は刻一刻と進んでいるのだから。

 

オーディションで名前を呼ばれた彼女は高らかに宣言する。

「1番 愛城華恋! みんなを、スタァライトしちゃいます!」

遠くから聞こえる列車の音。

この音は次の舞台へ進んでいることの証でもあり、列車に乗った神楽ひかりが近づいていることでの証でもあり…

 

完璧な終わり方だよほんと…

 

 

 

 

と、このように完全に脳を焼き尽くされ狂ってしまったワタシは、12/2に1度目の視聴を終えた後、12/20までの約18日間で更に4回、通算で5回の視聴を果たすことになった。

過去に劇場で2回見た映画はいくつかあれど、3回以上は全くの初である。

それぐらい劇場版レヴュースタァライトはヤバイのだ。

 

そして明日。この最高の劇場版のBDとデジタルセル版の配信がスタートするのだが…

 

 

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6度目、行ってきます。(彼は狂っていた)

*1:今までの1位はスパイダーバース。2位はオーロラの彼方へ(原題: Frequency

*2:例外:ギルティクラウン。とにかく不快だった。そもそも勧めてきた時点で悪意があったとのこと。ばかたれ。

*3:6話

*4:7話

*5:8話

*6:9話

おもちゃを買った話

ちんぽどすえ(挨拶)

 

各位、12月ですよ。マジすか…

先月開幕も全く同じことを言ってたんですけど、マーーーージで体感として時間経つのが早すぎる。

2倍速再生か何かをされてるとしか思えない。

仕事中は体感0.5倍速なのにね…

 

さて先月末にいろんなとこで開催されてたブラックフライデー

割と最近までは別に「ブラックフライデー!!お買い得!買え!!消費しろ!」みたいなマーケティングしてなかったと思うんですけど、今年はやたらいろんなとこでアピールしてた気がする。

このままだと商売に関わる世界中のイベントが日本国内で繰り広げられることになる。

祝日は国内のものしかやってくれないのにね…

 

今回はブラックフライデーで安くなってたのでAmazonで買ったもののことを書きます。

(本当はレヴュースタァライトを見た!という話がしたいんだけど、うまく書ききれる気がしないので筆ならし的に買ったものの話題でお茶を濁す。←こいついつもリハビリ的な記事書いてるな←月に2回ぐらいしかブログ書いていないため。)

 

買ったものその1

アイリスオーヤマ デスクパネルヒーター グレー PH-TSA-H

https://www.amazon.co.jp/dp/B07HXH5XYK/ref=cm_sw_r_tw_dp_G9HG6578EYCHD8J0MA50?_encoding=UTF8&psc=1

足あっためるやつ。

アテクシ平日でも机に向かってPCに向かう時間がかなり長いんですけど、そうしてるとアホみたいに足が冷える。こいつは普通の机でもちょっとしたコタツチックにできる代物らしく、良さそうなので購入。

使ってみたところ、割といい感じに温かいのだけど、結局芯が冷えているので外アツ中オワになる。オレは氷と炎の使い手。

ないよりは遥かにマシなので買ってよかったです。

 

買ったものその2

Aftershokz骨伝導ヘッドホン

https://www.amazon.co.jp/dp/B08CKLZJ9M/ref=cm_sw_r_tw_dp_38ENCR03AMARKNRSEN0E?_encoding=UTF8&psc=1

今年やたらと「いいよ」って話を聞くやつ。

昔は移動中はほぼ常時イヤホンでオタク・ソングを聞いてたんですが、気づいたらあんまり聞かなくなったまま過ごすようになってたのを、これのおかげで再び聞くようになった。

着けて何か聞くと、環境音は聞こえるのにイヤホンからの音もしっかり聞こえる不思議な感じ。不必要にニヤニヤしてしまう。マスクがなければ職質されて即死だった。

 

音漏れはまあする。全然する。けど静かな場所だったり、よほど近いとかでなければそこまで気になるようなものではないかな?といったところ。

音質は普通のイヤホンとかヘッドホンと比べると当然チンポ。

何かを別のことをやりながら、気にならない程度で聞き流すタイプの聴き方にはかなり向いてると思った。

自分は音楽を聞くこと以外には使用していないのだけど、多分PodcastネットラジオKindle読み聞かせとかに適してると思う。

使うたびに「おもしれ~」って気になれるので買ってよかったです。

 

買ったものその3

Kindle フロントライト搭載 Wi-Fi 8GB ブラック 広告つき 電子書籍リーダー

https://www.amazon.co.jp/dp/B07FQ4DJ7X/ref=cm_sw_r_tw_dp_XAJJVT5CDJAZPRR1G138?_encoding=UTF8&psc=1

電子書籍読むやつ。

先月あたりから「本、読むぜ!」ってのを意識して過ごすようになり、本読むようにしてるんですけど

zenryoku-touhi.hatenablog.com

おれ実は手汗がとんでもない体質で、本読んでてもドバドバに出てくるんですけど、その状態で紙に触れるのめちゃくちゃ不快なんですよね。

そんなん手を出す前に気づけと言う話なんですが…

本棚に自分が読んできた本が並んでる光景を見たい!という気持ちで、紙の本で天冥の標4巻まで買ったけど手汗がマジで不快だったので、わざわざ4巻をKindleで買い直してこっちで読むようにしました。

 

Kindle、ディスプレイが特殊なのかフォントがいいのかよくわからんけど、やたらと電子書籍を表示したときの質感がかなりいいんですよね。

マジの紙に近い。結構感動する。

それでいてライトもあるので暗いとことか寝っ転がって逆光になるような状態でも読みやすい。

気になったところにハイライトを引いたりメモをつけたり、文中の言葉の意味を調べたり、本文中からの単語検索もできるのもかなり”良”です。

 

ただどうやっても電子で買わなければ読めない以上、中古で買うとか借りる事ができる紙の本とはコスパは負けてしまいそう。

うまいこと使い分けたりしたいですね。

 

 

 

あとは柔軟剤とかも買ってるけど割愛。

ほんとはレヴュースタァライトの事書きたかったけどこんなもんで。

見返した感じなんも面白みがないですね。死にな。

 

じゃあね。

たのしく読んでるよ(アンサーソング)

ちんぽどすえ(挨拶)

 

前回

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普段全然本を読んでいないので、一気読みとかじゃなくて毎日ちょっとずつ読み進めて習慣的な読書をしたいという話をしたわけですが

 

うまいこと有言実行して天冥の標2巻まで(計3冊)読み終えました。すごい!

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このシリーズ、表紙も非常に良い


「習慣にしたいな~」とか「読むこと自体が目的になってんだよな~」とかなんとか言ってましたけど、もはや普通に続きが気になってるので読んでる。

早々にこうなれるぐらい天冥の標シリーズ、面白い。

 

せっかくだから読書感想文をしたためます。

 

そこまでガッツリなネタバレはしませんが…

「おれもこのシリーズ読みたいけど全くのニュートラルな状態で読みてぇんだよな~」って人は2巻まで読んできてからおれのブログを見てくださいね。(あくまでブログは読んでもらいたいため)

 

まず1巻 

bookwalker.jp

めちゃくちゃ雑に説明すると「西暦2803年 横暴な領主の圧政に虐げられてた市民が革命を起こす」って話なんですけど…

 

 

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ま~~~~~~~~~よくわかんなかった

 

 

 

SF小説なだけあって、登場人物には人間、人間(遺伝子組み換え)、ロボット(意思なし)、ロボット(意思あり)、宇宙人?、不明人(ふめいんちゅ)などのいろいろな種族やら団体が出てきます。

それらのほとんどが実際どんな奴らで、何を目的としてるのかほとんどわかんなかったんですよね。

 

「君、なんかオレに言うことあるよね?言わなきゃわかんない?」と嫌な上司ばりの声をかけたくなるような、なにかしらの語るべき物事がありそうな登場人物がなんやかんやで退場したりしなかったり。

 

「え~これどうなんの~?」って読んでたら「え…これどうすんの…」にだんだん変わって終わったみたいな…

 

 

が、焦るなかれ。

この感想だけ見ると、説明不足の駄作のように見えるか、単におれ自身の致命的な読解力不足なのかと思いますが、もちろんそんなことはなく。

 

というのも続く2巻

bookwalker.jp

こちらは「西暦2015年 地球を舞台に未知の疫病のパンデミックによる混乱と差別、それに抗う人々の奮闘」って話でして。

 

1巻で描かれてた2800年代から一気に2000年代まで逆戻り!

もっと言うと3巻4巻5巻は2300年代!

そこから先の数巻も、2800年より前の時代が描かれます。

 

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あ~~~~~~~~~なんかわかってきた

 

そう、この天冥の標シリーズ、1巻で起きた出来事はあえて説明不足で済ましており、続きの巻で過去を知ることでキーワードの意味やら、勢力がどう形成されていったかを明かし、少しずつ「2803年のあの時、本当は何が起こっていたのか?」が読み解けるようになっています。

 

そして一通りの謎が透明になったあと、ようやく時系列的な意味での1巻の続きが始まり…

ということらしいです(伝聞)

 

既に2巻の時点で

「ア!*1 その名前は…えっ、ってことは1巻のアレって(1巻を読み直す)…ア!*2

「いや…その名称って…確か(1巻を読み直す)…嫌ァ~~~~~(泣く)」

ってことをちょくちょくやってました。

1巻の謎が少し解けて嬉しい快感と、2803年での名称の意味を知ってるから苦しむ遅効毒の板挟み。さらにそこに突っ込まれるデカ感情百合(マジです)。

オタクを快と不快両方に急激に晒すと破裂して割れるぜ(硝子)

 

それでなくともこの2巻、未知の疫病のパンデミックによる混乱と差別、なんて、全く他人事に思えませんよね。2015年の地球という、現代とほぼ同じ世界感なのもあってかなり没入して読めました。

 

この2巻は2010年に刊行されましたが、疫病が流行ったことで日本社会がどうなったかの描写がまぁ~今の小人イクな社会と結構ドンピシャなんですよね。

あんまりにも激似な状況のせいで一部では「予言していた」なんて、ジョジョのオインゴとボインゴ回みたいなことも囁かれる始末。

 

そういう事情なのと、実際の始まりの物語なのは2巻である理由から「今だからこそ読んで欲しい本」みたいな、特別なブックカバー付きでの売り出し方がされたりしてました。

 

 

ワタシは早速3巻も読み始めましたが、既に覚えのある名前とキーワードがチラホラと出てきていてもう楽しみで仕方がない。

きっとまた「ア!*3」とか声を上げながら1巻を読み返すことでしょう。

これは色んな人がおすすめするのもわかるわ…

このままシリーズ制覇まで読むことができそうです。

 

みなさんもよかったら天冥の標シリーズ読んでみてくださいね。

僕と一緒に変な奇声を上げたりしましょう。頼みましたよ。

 

*1:スタッカート

*2:スタッカート

*3:スタッカート

普通に本を読みたい

ちんぽどすえ(挨拶)

 

各位、11月ですよ。マジすか…

「ブログ再開したから定期的に書いていきたいな~」などとのたまいていた割に、最終ブログ更新は10/5という体たらく。

ワイはカスや。プロゴルファーカスや。

 

さて、11月を迎えたということで

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無事7周忌を迎えました。

今見ると相当キツイ文体ではあるものの、一生モノのハチャメチャ経験に変わりはないのでよかったら見てください。

毎年祝っていくからなおれは。

 

ちなみにこの事故発生時の11/1、星空凛ラブライブ!)さんの誕生日なんですよね。

 

何もかもがボロボロになった車から、荷物も持たず車から脱出。

警察が来るまでの間に「どうなるんだこれ…」と思いながら高速道路の路肩に佇み、ふとツイッターを見ると、星空凛さん誕生日おめでとうツイートが目に入ったことがきっかけで星空凛さんの誕生日=あの事故」*1の等式が出来上がってしまったわけです。とんだパブロフの犬だよ。

自身の誕生日にこの件を結び付けられた星空凛さんも溜まったものじゃありませんよ全く。

 

 

それはそれとして今回の本題。

最近「天冥の標」という長編(計17冊*2SF小説を読み始めました。

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このシリーズがいいぞ!という話を全くの別方面から同時多発的に見聞きしたので

「マジですの~~?」と気になって1巻を買ってきました。

 

 

今年の1月に。

 

そっからずっと放置してたのを最近読みだしたわけですね。

今まで何してたんだ?(麻生太郎

 

皆さん普段本は読んでますか?

アタシはぜーーーーーーーーーんぜん読んでません。

滅多に読まない。年間2~0とか。

滅多に読まないのに気になった小説とかを買ってしまうんですよね。

多分バカなんだと思います。ワイはカスや。

 

どうも日本人の平均年間読書本数は12,13冊とからしい。

平均12.13とは言うが、そもそも半数の人は読んですらいないみたいですね。

アテクシみたいなのが約半数を占めてるってこと?終わりだ。

 

 

本、全然読まないのと読むのだと、読んでる方が絶対良いと思うんですよね。

普段から本を読む習慣がある人が、ちょっとした空き時間に本を読む間おれは何をしてると思う?

ツイッターで全裸中年男性などのオモシロ・ツイートを探してるんですよ。(彼は狂っていた)

 

どう考えてもそんな時間の使い方は終わってるし、放置してるけど天冥の標も気になるし、普通に、日常的に、習慣的に本を読みたいなと思ってようやく先月中頃くらいから読み始めたわけです。

移動時間とか休憩時間とかにちょこちょこ読み進めて、ようやく今日1冊読み終えました。うれしい!

でもこれ「本を読む」という行為自体を目的にしてるからあんまよくないよなぁ~とも思う。

とりあえず天冥の標シリーズ読み終えたいですね。

 

じゃあね。(尻切れトンボ)

 

*1:今年もこれで思い出した

*2:完結済。すごいぜ

今年の夏(10月)は、ミド泣き!

ちんぽどすえ(挨拶)

 

先日、ワタシのiPhoneにペレが来ました。

 

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お前ペレだろ


まあ実際はAmazonのビデオ担当にペレはおらず、ぼくがアマプラでホラー映画ばっかり見てるからこうなってるんですが…

 

ペレって何?となるミッドサマー未視聴者には申し訳ないんですが割とミッドサマーの内容に言及するので、ネタバレ嫌な人はアマプラで見てきてから僕のブログ読んでください。頼みましたよ。

www.amazon.co.jp

 

さて、ミッドサマー。良かったですよね。

アテクシは映画館で通常版とディレクターズカット版を見ました。

 

通常版は一人で観に行き、ディレクターズカット版は

ミッドサマー!話題になってるじゃん?おれも見に行ったけど良かったよ!ディレクターズカット版やるからみんなで見に行こうよ!な!

と、クソゴリ押しを敢行。

無事友人ら4,5人くらいを誘って行くことに成功しました。

 

しかし、視聴後のみんなの感想を聞くとだいぶ賛否両論。

 

いや…だいぶっていうか…まぁ…ほとんど不評でしたね…

後にこのときの犠牲者からは「ミッドサマーは今まで見た中で一番良くなかった映画」とまで言われる始末。

えーどうしてー?

 

 

一方ワタシ。

一回見てる分「あー、ここで…アレが…あー、ね。うんうんわかるわかる」みたいな目で見られる上に、通常版とディレクターズカット版の差分も楽しめる。

そして何より、何も悪いことしてない友人らをホルガ村に誘い出し、不快な気持ちにさせるという、それこそ劇中のペレさながらの体験を出来たことで、この回は完全に僕の一人勝ちでした。ざまぁみろ。*1

 

とはいえ不評になる気持ちもわかってしまう側面もありますね。

ドンデン返しとか「そういうことだったのか!」みたいな物もあんまない割に、前評判が高すぎましたからね。

「全シーン伏線!*2」とか言われても「ん?????」となる。

 

この作品に対する感想・レビューを探すと

『「私、他の人とは感性がちょっと違うんだよね」と思っている人が絶賛する映画

と評する人もいます。

へ、ヘイトスピーチ

 

 

 

それでも個人的には総じて良かったと思っています。

劇中頻繁にある「人間関係はクソ。めんどい。」という気持ちを増幅させまくってくれる会話シーンは、よくこんなに居心地の悪さを演出できるな~と思いますし。

 

同じく結構な回数挟まれる食事シーン。

もうね、これがぜーーーーーーーーーーんぜん美味しそうに見えない!

場面によってはそれなりに豪華そうな食事が並んでいるにも関わらず!

誰一人として食事を楽しんでいる感じがナシ!全員メシマズ嫁か?

 

ほぼ全編通して言えることですが、そういう居心地の悪さを演出するにはうってつけな暗さとか無機質さとは真逆の、明るく自然にあふれる環境でそれを感じさせてくるので感覚がおかしくなります。

そういう、なんでもないはずのシーンを不穏、不気味に見せる手法みたいなものはかなり長けてるんだなと感じます。

 

あと、ホラー映画には

「初見時は不気味だったり怖いと思ったシーンだけど、あれ後々になって思い出すとなんか滑稽なシーンだったな…」

と、印象に残ったシーンを反芻することで、怖かったシーンを面白かったシーンに消化分解する、という楽しみ方があると勝手に思っていまして。

 

犬神家の一族のアレとか最たる例な気がします。

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犬神家の一族(1976)はマジで面白いので本当にいろんな人に勧めたい

もうこの絵面はギャグとしか認識できない。

 

 

そんな文脈で楽しめつつ、ホルガ村の特色もよく現れている、ミッドサマーで一番好きなシーンがここです。

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ダニーが、SEXしないと出られない部屋で彼氏がワオワオやってる様を目撃してしまい、ショックで泣くシーン。

 

この場面、初見では直前のシーンのインパクトでなかなか理解がついていけない場面ですが、反芻してみると

ダニーが泣く→慰めにきた村娘たちも泣き出す→泣き声のタイミングがだんだん合ってくる→声もどんどんでかくなる→テンポもどんどん早くなる→運動部が試合前にやってる円陣か?ってくらいの勢いになる

この部分だけを抜き取って考えるとなんかシュールで笑えてくるんですよね。

ホルガ村シンクロナイズド泣き声部。

 

ただ、ここで彼氏の情事を目撃したのはダニーだけだし、そもそもホルガ村の人々は家族の死とか、そんな事情多分知らないはずです。*3

急に泣き出して何のこっちゃ?となるはずの村娘らは、ダニーに寄り添い、同じくらいの声の大きさで泣き出します。

どうも、他のシーンを見ているとホルガ村の住人らには恐らく「快も不快も、感情はみんなで共有する。」という鉄則っぽいのがあることがわかります。

 

両親と妹を突然に亡くし、彼氏とも気持ちが通じ合わないどころか浮気されてしまう…そんな中、ほぼ初対面なのに自分の気持ちに合わせて一緒に泣いてくれる人が大勢いる。

ここだけ聞いてると、めちゃくちゃ優しい人らって感じしません?

ここの村人たち、基本的に悪意は無いんですよね…*4

 

などと笑えもするし、考えたりすることができるからこのシーンが一番好きですね。

 

あとはここ。

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土版犬神家と、後ろにはピンボケ全裸男性。

もうこんなん面白いに決まっています!100点です!(彼は狂っていた)

 

ちなみに、同監督が作っているホラー映画、ヘレディタリー 継承もアマプラに入っています。

www.amazon.co.jp

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へレディタリー中、笑えるので好きなシーン

ミッドサマーを見てからヘレディタリーを見ると、監督の「癖」みたいなものがめちゃくちゃに見え隠れしているので、そういったものを探す楽しみ方もおすすめです。

ただ、ミッドと比べると普通に怖いシーンもあるのでそこはご注意を。

 

ミッドサマーでもへレディタリーでも、自分なりの楽しみ方や好きなシーンを探して親戚、友人などにおすすめをするペレムーブ、ぜひ皆さんもやってみてくださいね。

みんなで幸せになりましょう。

 

それでは。

*1:こういうことをしてるから普段の扱いが悪くなるという説もあります

*2:宣伝でよく言われてた

*3:多分な。

*4:多分な。